小学校で習うのが算数、中学校以上で習うのが数学と答える人が多いでしょう。では、どうして中学校になると算数が数学になってしまうのでしょうか?
算数と数学の明確な違いや定義はありませんが、昔から行われていた、読み書きそろばんといった生活に必要な知識を習うのが算数、それ以上の高度な学問や教養が数学といってもいいでしょう。算数は物を数えたり、計算などをして答えを出すことに重点をおいています。間違ったらいけないのです。なぜなら生活に密着していることが多いから。それに対して数学は答えを出すことよりも、どうしてそうなるのか、答えを出す過程の考え方や論理性を重視した学問であると言えます。もちろん答えを出すことも大切ですが、それよりもむしろ答えを出すまでのプロセスが重要なのです。そのため、中学校以降の数学のテストでは答えを出すまでの過程を数式や証明など論理的な方法で記入させるようになっています。答えが間違っていても部分点がもらえるケースが少なくありません。
2024-06-17
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